脳貧血と貧血の違い

脳貧血と貧血は違う

貧血と聞くと、よく「脳貧血」のことだと勘違いする人がいますが、脳貧血と貧血はまったくの別物です。

脳貧血とはカンタンにいうと、脳への血液の供給が一時的に不足して、めまいや立ちくらみなどの症状を起こす一過性の脳虚血症のことです。

小学校のころに、たまに朝礼などで長い時間立ちっぱなしで気分が悪くなり倒れる人がいたと思います。そのときは貧血というあつかいだったかもしれませんが、まさにそれが脳貧血です。

脳貧血の原因

なぜ脳貧血が起こるのかというと、立ち続けることによって血液が下にたまり、脳に行きにくくなるからです。

長時間立っていると、まず重力によって血液が下のほうにたまります。立っているときに血液が一番たまりやすいのは足の静脈で、通常は血管周辺の筋肉でこの血液を上に押し上げます。

しかし、まだ体が未発達の小学生などの子どもは、血液を脳まで運ぶための筋肉が不足している場合が多く、長時間立ち続けることによる脳貧血が起こりやすくなっているのです。

脳に血液がいかなくなることが原因なので、血液自体に体内へ運ぶべき酸素が足りていない貧血とは、根本的に違うものなのです。