貧血の症状は?

貧血の症状の出方

貧血とは、血液の病気です。全身にまわる血液に酸素が十分にふくまれていないために、体内の各器官に酸素がいきわたらず、機能がそこなわれるというものです。

通常、貧血と聞いたら、めまい・だるさなどを連想しますが、それだけではありません。全身に酸素が足りていないということは、全身に症状があらわれるということです。

貧血の症状一覧

■ 疲れやすい、だるい、動悸がする

体内に十分に酸素がいきわたらず、かるい酸欠状態になっていることがあります。動悸や胸の痛みをおぼえることもあります。

■ 体が重い、めまいがする

酸素不足が、とくに脳に影響しているときによく出る症状です。朝がおきにくかったりするなどの軽い症状もあります。

■ 顔色がわるい

ヘモグロビンの不足により血の色が薄くなり、顔色が白くなるなどの症状が出ます。

■ 飲みこみづらい、食欲不振になる、異食症になる

食欲不振や吐き気をもよおしたり、下痢や便秘になることもあります。また、食べ物を飲み込みにくくなることもあるようです。

貧血と氷食症

女性の2割がその症状にあてはまるといわれているのが、「氷食症」です。氷食症とは、貧血の症状の1つとして最近よく話題になっているもので、冷たいものを非常に多く食べるという異食症のことです。

冷たいものが大好きで、普段からよく氷をバリバリ食べてばかりで、火を通したものをあまり食べないるという方は氷食症の疑いがあります。気になる方は、いちど診断をうけるといいでしょう。

貧血の症状を見誤る

貧血の症状は、上にあげたとおり色々なものがあります。めまいやだるさなどを感じたときには、自分でストレスのせいであるなどと間違った診断をせずに、しっかり病院に行って原因をつきとめることをオススメします。

ひとつひとつの症状には、いろんな病気の症状と同じものがあり、それを軽くみているとあとで大変な病気だったということにもなりかねないからです。

特に貧血の検査はカンタンなものなので、すこし気になる症状が出た場合には、ひとまず病院で診てもらうと万が一の間違いが少なくなります。